梓 塩屋

2021年12月21日5 分

憧れの人 の ひとり。

自分というかな育て方

-奈良「くるみの木」店主の仕事と暮らしとこれからの話- / 石村由起子・著  読了。

実はこの本は夏にはとっくに読んでいて、

とっくにこのブログも書き終えていたのですが、投稿したつもりだったパターンで忘れていたもの、、、トホホ

わたしだいぶうっかりが多いので、こういうことよくあります。

もういいかなぁ〜書いたんだいぶ前やしな〜お蔵入りでも。と思ってましたが、この本にすごくパワーをもらったのでね、やはりご紹介させていただきます!

以下、お盆ごろに書いた文章が続きます。

季節のずれがありますこと、ご了承ください。

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とにかくひと段落した今のうちに、

一度整理整頓をしよう!

それは住環境を整えるという意味でも。

心が赴くままにしていたらこうなったわけですが、実は乙女座が輝きに満ちているシーズンが到来しています。

"整える、その先のために"

真面目に実直に、だけど厳かというか、しとやかというか、淡々とやる感じ。

わたしの中で乙女座の要素がひどく少ないと感じていたので、今のうちに色々とやってみたい。

断捨離というのは、目に見えるもの、見えないものセットです。

ならば、目に見える方からやる方が早い。

流行りに乗って、やらねば…と思っていたからとは違い、今のわたしは気持ちよくそれをやっている。

しかも無理のない範囲で。

なんて心地よいのでしょう。

積読していた書籍の中に、今だなと思える一冊が、これでした。

実は2年ほど前だったかと思いますが、これはわたしから夫へ贈った本です。

だけどその頃の彼にはピンとこなかったのでしょう。途中で読むのをやめているようでした。

本は強制して読むものではないので、

それ以上のことは言うことを控え、

(わたしは口をすぐ出してしまうので…)

そのまま本棚にずっとありました。

奈良県にある、くるみの木という、雑貨店とレストランのある施設はご存知の方も多いはず。

著者はオーナーです。

わたしは一度だけ、訪れたことがあります。

空気感、視覚的にも心地よい余白のある居心地の良い店内。そこに、大切に選ばれたんだろうと思える暮らしのものがセンスよく並んでいます。

残念ながらレストランは利用できなかったのですが、後日、奈良に住んでいた友人から、とても良かった、おいしかった!と感想が届きました。

そんな彼女も、今は関東へ。

本当にあの時に一緒に行けてよかったなと思っている、大切な思い出です。

今はそんなことありませんが、暮らし系に分類される書籍を読み漁っていだことがあります。

憧れの暮らしを組み立てたかったんでしょうね、パワーバランスがおかしかったなと思うほどに、色んな本を読みました。

だけど心が動く時は動くはずと、今は流れに任せています。

大切にしたい本以外は処分してしまいました。

それから、NHKで好きな番組があって、特集の内容によって、わりと石村さんお見かけするんです。

穏やかなんだけど、直感力に優れ、かと言ってエネルギッシュ過ぎない。

確かな意思を持っているけれど、人付き合いしにくい感じはなく、むしろ色んなことに興味関心のアンテナを張っておられる。

何より温かで、ホスピタリティあふれる、優しさがある方。

色んな印象がありますが、今思いつく限りを書いてみました。

射手座、蟹座、乙女座、

みたいな要素があるのかな。

想像しながらこの本も読ませていただきましたが、だからこそ惹かれているんだ、わたしは!と納得してしまいます。

次の人に譲ることを考え、書籍には線を引かない派。

何より自分が見返す時邪魔になる気がして、綺麗に読むことを無意識のうちに気にしていましたが、今回ばかりは!とペンを持ちました。

その箇所は、今のわたしにぴったりの、エールを送ってくれた一文。

なんでしょう、今回もまたグッときてしまいました。

石村さんの確かな信念、何を優先させたいのか、そして人は移り変わるものであることを肯定してもらえた気がして、

わたしももっと変わりゆく自分を楽しんでみたいと思いました。

わたしの目標である、軸はぶらさない、でも独りよがりにはなりたくない、のヒントが見つかりました。

積読していると、ちょっと気が重くなっていたんです。

せっかく時間とお金をかけて購入したものを読んでいないなんて…

それから、タスクを溜め込んでいる感覚と似ていて、罪悪感というのかな。

でもブルドーザーみたいにいつもいる必要はそもそも無いですものね。

豪快で何でもやってのけるような、力強い人に憧れます。

だけど、心から惹かれるのは柔らかさの中に、確かな芯を内包した方なんだなと、再認識できました。

だからといって、わたしがこんな素晴らしい方になれるはずありません、

わたしはわたしを生かすしかありませんからね。

だけど、わたしが石村さんくらい心地よく年齢を重ねたときに、後ろに続く若い人たちに、ひとつでもいい、お手本になるなと感じてもらえる人になれたら幸せだなぁと思って、本を閉じました。

歳を重ねていく、次の章に進むことが、

とても楽しみ。

変わりゆく自分が楽しみでなりません。

大雨の日は明日も明後日も続きそう。

本当の意味でステイホームを強いられています。

でもいい、すごく楽しんでいますから◎

発想の転換を、暮らしの工夫をやめない人でありたいな。

これは初めて自分から出てきた想いです。

成長しているんですね、すごいなぁ、人って。

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年の瀬にもう一度、本を開いてみたいと思います。なんだか泣いてしまいそうだけど。

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