梓 塩屋

2021年8月2日4 分

nude ありがとうございました◎

2021/7/24〜7/31の8日間、

『nude』と題し、展示をさせていただきました。

場所は長崎の玄関口、長崎駅近くに位置するNGS COFFEEさん。

かねてよりお話はいただいていて、

具体的に話が進み出したのは、実は去年夏。

だけどその頃わたしは迷い惑っている真っ只中だったし、これをやってみたい、やっていきたい自分になかなかGOが出せずにいました。

去年といえば、今よりもウィルスに敏感な時でしたので、今年は無理だから来年ね!

1年という時間をもらう中で、わたしの中でもずいぶん変化があって、「こうでなければ、なんてこと無いんだよな。変わっていく自分を素直に受け止めてあげてみよう、まずは。」

ステップアップの足を引っ張っているのは他ならない自分だったなぁと、また1年生になったような気持ちでやってみようと思えるようになりました。

5月に佐世保での個展、7月に今回の個展と、

去年までと随分様変わりした動き方をしていて、正直戸惑いや不安が消えない日はありませんでした。

周りの人からはそう見えないよ、と言われるけれど、偽ることやポーズが得意で、本音を隠すことだけは長けていたから、その名残でしょうね。

だけど、それはわたしの長所でもあることなので、その場所でウジウジして見えないなら、それで良しだと思ってます!

今回テーマをnudeにしたのは、

夏という季節感、お店の雰囲気を掛け合わせ、温度ある空間を作りたいなぁと思ったことがきっかけです。

夏って綺麗なものよりもそのままの姿が割に表に出やすい季節なのではと思っていて。

単に露出が増えたり、そういうこともあるけれど、熱さって人をある意味素直にさせてくれる気がするんです。

だから夏の恋が、どの季節のそれよりももてはやされるのだと思うし。

スカーフは夏の肌感に合いそうな色合い、かつ、どちらかというと大人っぽさを出したくて、かわいいに寄りすぎないことを意識しました。

いや〜みなさまよく似合ってらっしゃって、本当にドンピシャでしたね〜

出会ってくれるんですよね、不思議と◎

そして今回は、しっかりとしたサイズ感の刺繍絵も準備しました。

大きなものを1点、中くらいのものを6点、

手のひらサイズのものを9点。

大きなもの、中くらいのものには、それぞれタイトルをつけました。

nude=ありのままの様

という自分なりの解釈を入れ、感情に着目した曖昧なタイトルをつけたのですが、これがなかなか気に入っていて◎

お客様がどう思われたかはわからないけど、

後から尾を引くような、タイトルと絵のリンクだったのでは無いかな〜と思っています。

感想よければ聞かせて欲しいです。

世の中がまた荒れてきた状況の中での展示でしたので、ご遠方の方に限らず、お近くの方も遠慮された方がいらしたと思います。

来たかったなぁ〜という声全てに応えることは、毎度難しいことだけれど、なるだけ見てもらえる機会を増やしたい!

そう思えるきっかけにもなりました。

わたしの当面の夢は、

自分のアトリエ部屋を借りて、

大好きな空間で日々物作りをすること、

そして、時々お客さまに会いに、各地にお邪魔することです。

旅をするように仕事がしたい。

ほんとはずっと願っていたけど、会社員時代は転勤があるような職ではなくて、

転勤族の妻になることしかないな〜と思っていたんですが←本気でねw

自分で自分の願いを叶えてあげられるかもしれない◎

でもまずは、ご縁がつながるよう、わたしが頑張らなきゃ!

次はこういうものを、というアイデアも浮かんできました。

雲をも掴むような曖昧さ、これに一筋言葉で背骨を入れていく、この作風をわたしの中で磨き上げていきたい。

わたしらしさをずっとひた隠しにしてきて、

燻ってばかりの自分だった頃、

ずーーーっと身体の調子も悪くて、人生に夢も希望も何も持たなかったけど、

あの頃のわたしが踏ん張って、なんとか今日までバトンを繋いでくれたことに、今心からありがたいと思えます。

自分の頑張りをたくさん褒めているところ。

きっと誰しもいろんなことがあると思います。

だけどね、これを眺めてたら、これを身につけた時は少し元気になれる、楽になれるな。

そう思ってもらえたらすごくうれしい。

PIIKA=お手伝いさん

の根源に立ち返ることができた、この春夏はわたしにとって宝物です。

秋以降の予定がぼんやりとしておりますが、

あと一度くらい、みなさまに会える機会が持てたらうれしいなぁ〜という希望をもって。

たくさんの出会いと、喜びに満ちた時間をいただきました。

本当にありがとうございました!

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