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atelierPIIKA Exhibition 『cocon』に寄せて

blogの更新もお久しぶりになってしまいました。書くアウトプットより、作ることによる排出で、もやもやする暇もなく、気づいたら個展が始まってしまっていて…

始まる前に読んでいただきたかったですが、ほんとに計画性がなく、申し訳ない限りです。。。


今展のテーマについて、なぜcoconなのか、など、

いつも通りだらっとゆらゆら書きました。


__________

cocon(仏語):繭 


今展のテーマは、「包まれること・安心感」です。



わたしはおや?と思う時や、何となく自分だけでは迷走してしまう時など、星を読んだりカードを引いたりします。


基本的に、ブレずに好きなものは好きだし、流行にも疎い、結構頑固、そういう人なのですが、最後の一手に欠ける傾向がある。

ああ、さすがわたし、決め手の太陽星座が柔軟宮の双子座らしいというか。

どっちでもいいな…とか、いやーら考えてる時間に飽きてきたぞ、とか、誰か決めてくれんかーとか、怠惰でテキトー、煮えきれなさなんかも顔を出したり。何に決まってもあとでそこに合わせますし、みたいな、器用と言えば聞こえがいいけれども、中途半端さみたいなものが拭いきれなくなるんですね。

そんな自分にいつも腹が立つわけですが、仕方ない、気づいたら修正、しかないですね。


だから、占星術やカードは自分のためにやっててよかったよ〜となるわけです。

ひとつのアイデアをくれますから。

そこが突破口となり、ようやく、これという閃きが生まれ、着地する。


結構こんな流れが多いですね。



展示初日の星の配置は結構ハードボイルドというか、落ち着きのなさなんかも目立つし、それでいてものすごく感情が揺れる雰囲気を感じました。


これをフルで乗りこなすには、冷静になること、一呼吸おくこと、焦らないこと、、、とにかく、"ゆっくり"が大事だなと感じました。


今年の前半の主役は牡羊座です。

スピード感が大事。本能に従え。いつやるの?今でしょ!

みたいなキーワードが浮かんできます。


持ちすぎているものがあれば、自然と断捨離を迫られる傾向もあるでしょう。

有形無形に問わずです。

持っているモヤモヤの解消には、今年早いうちに思い切って動き出した方が賢明。

昨年夏〜秋頃、何かヒントや突破口になるようなことがあったかもしれません。


お尻が重いと勿体無いのです。

少々転んでも気にしない。

前に進まないよりマシだから。


なるほどね〜ふむふむ。。。

とわたしなりにホロスコープやカードと対話している過程で、でもさ、となることがありました。


はやる気持ちだけを盛り立てることだけが良いとは言えない気がする。


わたしの月星座は、活動宮という種類に属しますが、牡羊座も同じグループに分類できます。

何が困るかっていうと、急がば回れになりやすいということ。落ち着きがないんですね。

さっさと始めることは得意だけど、計画性を足してあげた方がいい。一呼吸置いて取り組んだ方が、逆にスムーズになったりしないか?見直す時間をとった方がより良いとも思います。

立ち止まる時間が肝といえます。


ここで、冒頭に戻ります。

なぜ、包まれること・安心感、なのか。


それは、展示のあるこの4月、社会的にスピード感のある変化があったり、駆け出したくなる傾向が強くなるかもしれない。

でも、まずは今の自分に安心できているのかな、居心地のいい空間に身を置けているのかな、理由のない"大丈夫"を感じられているのかな…こんな風に、まずはリラックスが根底に流れていることが、動き出す時には大事なような気がしたんです。


土星という、ある意味で目の上のたんこぶ的な天体がありますが、これは背骨を整えてくれたり、ビシッとさせてくれる、何というかパーソナルトレーナー的な?感じがあります。

いちいち、正してくれる、ちょっと追い込んでくれるみたいな。(人によってはちょっとではない)


この土星は今、魚座を運行中。

ちゃんと休んでる?寝てる?ダラダラしてる?癒されてるかな?もっと気を抜いていいんだよ?

みたいな感じです。あくまでも局所的な見方ですが。

これらをいちいち気にすることで、うまく弾けることができる、みたいな。牡羊座との緩急が生まれますね。いいバランス!


atelierPIIKAの世界観は、魚座で形成されています。

曖昧で、ぼんやりした感じ、混じり合う様、潤いや、何となく癒されるみたいな空気感…


魚座といえば、神社的なイメージがあるので、立ち寄った方が深呼吸したくなるような、よくわからないけど、何となくいい感じがする、みたいなことを感じていただけるといいなとも思っています。


というか、作りながらわたしは自分が癒やされていくのがわかりますから、制作自体、わたしのための行為なのかもしれません。

でも、ここがふんわりと伝わるととってもうれしい!


だから、この包まれること・安心感というテーマは、いつも常に根底あるので、今更だな、とも思ったのですが、やっぱりこれしかない気がしました。


そこから派生させて、連想ゲームのように言葉を連ね、腑に落ちたのが、「繭」でした。

かわいらしさを足し算したくて、フランス語にたどり着いたというわけです。


たくさんの方に届けてきたスカーフは、包むものだし、素材はシルク100%。

のらりくらりとしながら着地した割に、ぴったりな言葉が見つかったこと、何でも繋がっているものなのかもしれない、それを肌感で理解できたことも、ひとつ学びとなりました。


わたしのちっぽけな頭の中の迷路を言葉にするのは難しいのですが、少し、伝わるといいな。

複雑なようで、実は単純、ていうか、は?みたいな感じですよね。読み返して、わたしでも、めんどくさいな…と感じますが悪しからず…恥


煮え切らないというか、ずっと喉に何か引っかかっているというのが、わたしだし、atelierPIIKAです。

もうずっと発展途上。

ゴール?そんなものは存在しない気がします。


こんな感じなのに、個展…とは…といつも恐れ多くて、恐縮してばかりなのですが、何とか今の所の全力で会期を始めることができました。


cocon、旅の途中のような展示ですが、すこしばかり足を止めていただけたら幸いです。

立ち止まる時間だけでも、プレゼントできればうれしいな、それだけです。

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