atelierPIIKAという名前を付け活動を始めて、この夏10年が経ちました。
でもわたしったら、何月何日からだっけ?を覚えていないんです。
確か、8月1日だったと思うんだけど…
なぜかというと、こんな規模でお仕事としていくなんて夢にも思っていなかったから。
作るのが向いてるんじゃない?と言われ、確かにそれやってみたかったもんな〜今何も仕事してないし、やるかな〜お小遣いくらいになればいいしね。
くらいのあっさりした気持ちからスタートしているので、
昨今の起業するぞ!という波の中で泳いでいる皆様には足を向けて寝られないくらいです。
本当に、何もむずがしく考えてなかった。
ただ、始めるなら、どんな想いを乗せるか。そこはきちんと自分と相談しました。
”atelierPIIKA” 今も根底にある想いは変わりません。
何に向かいたいか、行き当たりばったりでも、その時が来たら、なぜかそこだけはしっかり向き合い、検討するんですよね。そこまではテキトーですけどね。
そんなこんなで、色々あり、数年経っていよいよ仕事として開業届を出したのも、娘を保育園に入れるため、それだけです。
でもそれも、いつかは、と思っていたことでした。環境から迫られないと本当にサボり癖が出ます…
ただ、そこからギアチェンジできて、数年が経ち、個展をさせてもらったり、星詠みを始めたり、いろんなことがありました。
どれも、そうしたいから!というより、そうなっちゃった。でしかないんだけど、
それでも、その時が来たら、わたしがやるんだったら、どんな風に?どんな意図を込める?
それの繰り返しでここまでこれました。
途中、自分の甘さや、未熟さに落ち込んだり、悲しんだり、いろんなこともありましたが、
幸い人に恵まれているので、いつもお客様や周りの人が救ってくれてね。
なんとか10年もったな、という感じです。
atelierPIIKAはみんなのもの。わたしだけのものでは決してありません。
あなたがいてくれたから、ここまでこれました。
本当にありがとう。
10年の節目であった今夏、佐賀県有田町にある、わたしの大好きなお店bowlさんで、
昨年につづき2度目の展示をさせていただきました。
bowlさんで行う展示は背筋が伸びます。
あのお店に見合うのか、わたしでいいのかな、、、そんなことを思っても、仕方がないのだけど、ものすごく勉強になるお店なので、どうしても力みすぎる。
そんな去年の反省を生かし、今年はいろんなことをブラッシュアップさせて、
わたしなりに挑んだつもりでしたが、やっぱり至らないところもたくさんありました。
改善できる点が見つかったのはありがたいところ。
まだ伸び代があるという風に捉えて、また頑張っていきたいと思います。
今回の内容としては、展示とセッションの2本柱。
わたしができること全部!ということで、”移動アトリエ展”と銘打った3日間でした。
お陰様でたくさんの方に足を運んでいただき、わたしの方が元気をもらいました!
お越しくださった皆様、本当にありがとうございました!
そして、お心を寄せてくださった方もたくさんいて。
わたしは、自分が移動して、旅するように活動したい。という想いがあるので、
個展を各地でさせていただくのはとても喜ばしいことなのですが、もちろん来られない方もいて。
行けなくて残念だな、と思わせてしまうのは心苦しいです。
でも、わざわざ、行きたかったな、と声をかけてもらえるなんてありがたいこと!
あなたの住むところへいつかお邪魔できるよう、これからも励んでいきます!
きっといつか会えますよ!
その時は今よりもっといいatelierPIIKAになっていたいと思います。
わたしは本当にシャバに出ない。
年に数回の機会に合わせ、誰かが来てくれること、奇跡じゃないかな〜
自分の人生にこんなことが起こっていることが信じられません。
だからね、わたしができることは全部したいの。
いらっしゃいませの想いは全身で伝えたいし、伝えるようにしています。
来てくださったことが喜びだから。
もちろん物作りがあってこそなのだけど、そこもずっと未熟者だって思っています。
だからずぅっと1年生な気持ちです。
ただ今回で、自分自身が思い切り楽しむ!ということの真髄をようやく理解できた気がします。10年かかったね、この気持ちを知るのに。でも知れてよかった。
わたしはわたしの生み出す作品が大好きです。
どれも本当に大切に思っています。
だからこそもっと見てもらいたい!素直に思えるようになりました。
これはエゴなんだろうか、調子に乗ってるんじゃないの?図々しいと思われるかな…
そんなことを超えて、もういいや!わたしが好きなんだから!
この思いに呼応してくれる方がいてくれる。わたしは幸福です。
また一緒に喜べるよう、またここから始めます。
次の10年を迎える時、わたしは47歳か。
果たしてatelierPIIKAはどうなっているのかな。
それもまた楽しみです◎
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