風の時代とは…
について、わたしなりの考察を。
まず、風とは、占星術で用いられる、火・風・地・水のエレメントの一つを指します。
火→牡羊座、獅子座、射手座
風→双子座、天秤座、水瓶座
地→牡牛座、乙女座、山羊座
水→蟹座、蠍座、魚座
こんな風に分けられます。
で、この風の時代というのは、土星と木星がちょうど重なるグレートコンジャクションが20年に一度の出来事であること、
そして、今まで山羊座にいたこれらが水瓶座に移るから歴史的なんです。
エレメントを跨いでグレードコンジャンクションが起こるのは、200年とか、240年ぶりとか言われてます。
(でもナウシカが公開された頃も一度この現象が起きてます。様子見で一旦入ってみたというような解釈が多いようです。)
だからね、これ、占星術界隈の話なんだよね。
星を学ぶものとしては、ビッグイベント!おー!という感じでしたが、それはあくまでもマニアックな趣味の中での話だと思ってました。
だけど、風ってコミュニケーションや情報、目に見えないものに価値を置くことだとか、そういったところがあるので、
今まで目に見えないものは排除されてきたような、居心地が悪いような、バツが悪いような感じがしていたから、
そんなちょっとばかり肩身が狭かったスピリチュアル界にも、スポットが当たるようになっていくと言われています。
社会的にお祭りみたいになってることには驚いてますが、
土星も木星も社会に大きな影響を与える天体だし、誰もが無意識的に時代の変化を感じているのかもしれませんね。
しかしながら、いきなり地を排除せよ、みたいな流れになるのはちょっと違う気がしています。
やはり、4つのエレメントが自然界に存在してこそ、地球上で生きるわたしたちは生活できるのだと思うんです。
無くす必要ないのにな、ただ少し考え方を軽く、肩の力を抜く程度から始めてみたらいいのに。
そう思うんです。
持ち過ぎない、肩書きや存在する"もの“にばかりとらわれないで、個で考え、納得したものを迎え入れましょう。
それは知識かもしれない、仲間かもしれない。
皆横並びになりましょう。軽やかな関係を築きましょうね。
これには賛成しますが、排他的になるのは違うと思うんです。
あと、
風の時代って何か大きく変わるんじゃないの?!
という期待感を煽るようなキャッチーな記事が多すぎるのにも疑問があります。
時代が変わろうとも、自分が頭と心と身体を方向転換しないと意味がないのではないでしょうか。
だってほら、星の移動のことについてこんなに大盛り上がりしてるだけなんですよ。
お星様は、周りは、何もしてくれませんよね。
自分のことは自分でなんとかしなくちゃね。
そんなことを思っていたら、
重なる木星と土星を眺めながら語る夕べ
という、オンラインでのトークイベントのことを知りました。
(YouTubeにてアーカイブがあるようです)
わたしもたまたま数日前に知って、石井ゆかりさんが第3部でお話しされるということだったので、最初からではないけど聞いていました。
占星家の方達も、世の中の盛り上がりには戸惑いがあるようでした。
でも明るく解答されていて、なるほどなーと勉強になりましたね。
終わってみて、1日経ってやっぱりこう思います。
盆と正月が一気に来たような盛り上がりだけど、
たとえ盆と正月が一緒に来たとて、何が変わるわけでもないよね?正月が来たら新年になるけど、日付変わるだけだしさ…
風の時代になるといっても、やるべきことは毎日の積み重ねであって、目の前のタスクを着実にこなすことが何より大切では。
(自分に言い聞かせているようで耳が痛いところですけれど 苦笑)
もちろん、風の時代の意味を知ることは重要. 。
その上で、自分のベクトルの再調整をし、それを踏まえて、どう動いていくか、自分はどうしたいかと自分自身と向き合うことが大事。
わたしがこんな風に言うことで納得されない方ももちろんいることは承知です。
でも風の時代って、たくさん飛び交う情報の中から、自分はどう思うかどう感じるかを選択していくことも示していると思います。
だから、わたしと意見が違ったとしてもそれはそれ、思いに正解や間違いはありませんから。
そうした大きな意味での尊重する気持ちを歓迎してほしいです。
そして目についたものを丸っと信じ切るのではなくて、右に倣えになるのではなくて、
自分で考え行動すること。情報過多がますます進んでいきます。
要らないものに囚われず、自分がこれと思うものだけ拾い上げましょう。
脳内の機械トラブルを避け、心地よく軽やかに暮らして行けたらいいですね。
拙い考えではありますが、どなたかの参考になれば嬉しいです。
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