太陽星座を知らない人はおそらく居ないと思います。
あなたが雑誌の裏や、朝のニュースでつい見ちゃう、
それのこと。
『各天体、感受点の要素は獲得していくものである』
だから、星詠みをしてもらって、
「あ〜わかる、当たってる!」
のその先を自分で開拓していく必要があるんですよね。
だから、わたしのセッションは、当たるよりもその先に焦点を置いています。
各天体が発達しやすい年齢があります。
太陽が発達しやすいのは、なんと25歳から約10年間.
だから、大体私たちは甘ちゃんなんですよね。
未熟者なんです。
悩んで当然、壁ぶち当たるに決まってます。
太陽は何を指すかというと、社会の中で育む性質や傾向なんかを示します。
だから仕事のことなど、ここが重要になったりするわけです。
ただし、仕事における大体の壁は、太陽のことじゃないんです。
今まで延べ250名ほどのホロスコープを見せていただきましたが、
月の要素が大きく関わる、というのははっきりとわかりました。
だから、占星術って良いツールになりえる。
わかりやすく印がついているから。
月は0〜6歳、一番初めにわたしたちが獲得する天体。
泣きたい時に泣き、好き勝手にしたくなる、考えなしな行動をとりがちで、それなのに強い支配を受ける必要がある年齢です。
言い方はきついかもしれませんね。
基本的に自由を許される年齢ではなく、庇護の元にあらねばならない年齢ですから、
自由を獲得したいのに、できない鬱憤が誰にでもあるのです。
月が傷ついていない人はいない、と言われるのは、こういう点にもあるといえます。
悲しいかな、親は一番近い味方で敵だったりします。
逆にいえば、成長するために必要な、ハードルとしての役割を果たさなくてはいけない存在。
子が親へ不満を抱えるのは当然といえます。
特に月を生きる年齢のお子さんは、無意識で動きやすいのだから、手綱を引いておかないと危なっかしい。たとえ彼らが不満でも、命の方が大事だから。
ただし、その不満の量や、ハードルを下げることは可能です。
越えやすいようにしてあげたいものですよね。
わたしもなるべくそうしたくて、家族関係の中でもホロスコープを参考にしています。
そればかりに偏らないことも意識しながら。
だからと言って、いい母ではないと思います。
わたしとしては、子育てで悩むなんてそんなレベルの人間でもないと思っているから。
自分がこんなに未熟なのに、我が子とはいえ、人にとやかく言える立場ではないな、と、かなり力強く思っています。
だけど、一様社会での先輩ですから、そういう意味ではアドバイスも指導も行っていますが、育てているのか…と言われるとちょっとどうなんだろう…
わたし自身、家庭で負った月の傷を強く認識していたので、なるだけ我が子の邪魔をしないように、それだけは心がけています。
ただ、どこまで彼女らしさを許してあげられるか、それにいつも悩む、そんな感じでしょうか。
大体悩みすぎる時は、こちらが疲れている、そういうことがいちばんの問題になりやすくないですか?わたしはそうです。全部のことをやめて、思いっきりズボラでいれば、自分の機嫌も家族の機嫌も大体治っちゃうから。これはわたしの場合の対処法です。
月は繊細、ピュア。どんな星座だろうとそうなんです。
あなたがどんな風に、家族、特にお母さんに接して欲しかったのか。
愛の形をどんなふうに表現して欲しかったのか。
リクエストしたい、寄り添い方、そういうことが隠れています。
これは大人になった今、
「わたしがわたしの母になる」
と決めて、わたしはなるべく自分に寄り添うようにしています。
いつまでも、あーだったこうだった、で止まっているのも、自分にとってよくないですから。
月を癒す上で、振り返りたくないことを振り返るのは、非常に辛いことでしたが、
許せないことを握りしめるのではなく、出来事を理解できるようになってきました。
もちろん、共感はできないことはそのままにしています。
親も完璧ではないですからね。
こんな風に書いていますが、わたしは一般的な家庭でそれなりに育ってきました。
今でも両親は健在で、幾つもの山を越え、夫婦を続けて暮らしています。
それでも色々握りしめていたことがあるということです。
夜が不安で不安でたまらないのに、お昼を思い切り楽しめるでしょうか?
月と太陽の関係も同じです。
夜がほっとできる、心地い時間にしてあげることで、
翌る日のあなたが元気になるはず。
社会で輝きたいなら、まずは月から。
月はいちばんケアが難しく、アプローチ法もさまざまあります。
プライベートなことは置いておいて、とにかく仕事で成功したい、
とかはやっぱりありえない。
メビウスの輪のように、どちらもくるくる作用し合い、そしてその輪を大きくしていけます。
だから終わりはないんです。
命尽きるその時も、きっと道なかば。
ただし、結構いい人生だったじゃない。そう言えるよう、今を過ごしたい。
そのためにどう生きるか。
壮大なテーマで悩ましいですが、目につくところまで行ってみる。これを繰り返すしかないのかも。
ピンとくるを採用するには、月を鍛えるのがいちばんです。
それを選んでみるのが冒険。
怖くてもワクワクが少しでもあるなら、あなたにやらせてあげるべき!
セッションや各種ワークショップは、
過去に囚われすぎず、独り立ちできるように。
でも、人間ですからなんでも自分一人ではできない。
困った時は素直に人を頼れるように。
そんな想いを込めて行っています。
みんな未熟。それでも前に進んでみたい、荒削りの冒険者。
わたしはそんな人間の営みにたまらなく魅力を感じます。
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