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執筆者の写真梓 塩屋

渇望することを赦す

2023年5月17日、拡大・発展の星、木星が牡牛座へと移りました。

さぁ、みなさん振り返ってください。

これまでの間に、何か始めたこと、始まってしまったことはありましたか?大小問わず、チャレンジできたことはなかったでしょうか?


木星が牡羊座にいたこれまでの時間はとても貴重でした。とにかく夢中で前に進むことが許されたから。一発で正解(だと思えるもの)を掴めなくても、とにかくもがいていることが良し!とされたからです。

何も大きなことじゃなくても良いいんです。例えば家庭菜園を始めてみたとか、髪型を変えたとか、興味のなかった分野に目を向けることにしてみたとかね。

そういうことも含めてです。

どうでしょう?

大切なのは振り返り、気付くことです。

"できたなぁ"ということに気付くことからしか始まりません。この積み重ねが自己否定を薄くしていくし、自己肯定感に結びつくから。

自信満々でいることではなくて、できたことに目を向けるだけでいい、とわたしは思います。


さぁ、しばし振り返ってみましょう。


振り返ると昨年の同じ頃〜10月末くらいまで、木星・牡羊座期の前哨戦が行われていたわけですが、この期間の本番が先日までだったわけです。


もちろん個人の星の配置によっては、苦行の期間が長い方もいらっしゃるし、一概にはいえませんが、木星は膨らませたくないことも、勝手に膨らんでしまう性質がありますから、後回しにしていたことに着手させられた感はあるかもしれませんね。


でも始められたのだったら、そこにアクションできたのなら、とても良かったではないですか!

素晴らしいことです!


さて、話を戻して、今現在は各々の牡牛座の部分がフォーカスされる時期に入りました。

さすが、のんびり・じっくりの牡牛座らしく、来年の5/26までは木星ずっと牡牛座にいます。


牛歩、という言葉の通り、牡牛座はじっくりと味わいながら、コツコツと歩みを進めていく性質があります。

それが価値となり、増やしてゆくことが好きです。土のエレメントらしく、物質、目に見えることに興味関心が強い。ルーティンワークも得意です。

そして肝なのは、焦らないこと、どんと構えていられるということ。


長所と短所は紙一重なので、上記のようなことに起因して、マイペースになりすぎたり、頑固になってしまったり、新しいことが苦手であったり、そういうことももちろんありますが、牡羊座から牡牛座へのバトンパスにフォーカスすることがまずは大事だと思っています。


始まりの星座・牡羊座が、安定させる質を持つ牡牛座にバトンを渡しました。

ということは、始めたことを育てるターンに入ったということ。すぐに結果を出そうとか、そういうことではなくて、長い目で見ていくというのが大切です。なぜなら、結果がきちんと出るからですよ。


牡牛座が担当するのは、2ハウス、自己価値とお金の部屋。(まぁ、これだけではないんですけれどね。)


だから結果を伴います。

あなたの収入や、立場は自信につながるでしょう?

そういうことです。

宝くじで高額当選、とか、巨額な遺産相続を受けたとか、外的要因ではなくて、あなたが勝ち取るあなたの財産ということ。これは有形無形問わずですが、大体実に直結しています。

ただ、価値が口座の残高で可視化できるようになるには、時差があるかもしれません。

大抵の場合はそうでしょう?

だから、諦めないで、焦らないで、どんと構えておくんです。


ただ、このドンと構えておく、というのは、ご自身のチャートで、牡牛座が何ハウスなのかによりますから、何についての拡大と発展が望めるのか、それが具現化されやすいのかは、ぜひ、わたしのセッション、K y u s u iで詳しくお話しさせてください。

でないとはっきりしたことは何も言えないので…!


ちなみに最近は、木星がMCを今年・来年通過する方とお話しすることが多いです。

みなさん、見えない力を感じ取って来てくださってるんだなぁ〜と、日々人間の第六感の鋭さをビシバシ感じています。




そんな中で、わたしがおや?と感じたことを書き記しておきますね。とても大事なことです。


"自分のエゴや、欲を否定しない"


多くの方が、望むこと自体を否定している、と感じます。

だってもうこんな歳なのに、とか、

こんな自分なんかが望んだところで叶うわけない、とか、

でも、その思いを握りしめてもうどれくらいの月日が経ちましたか?どれくらいの時間を過ごしているでしょう?


あなたの人生は有限で、そこに時給が発生しています。


あーだこーだ思って、諦められるのならとっくに諦めているはずでしょう?


それでもまだ言っている、思っているのは、人生を充実させたいから、この一心なはずです。


悩んでいる時は、精一杯生きているな、とわたしは感じます。人生どうでもいい時は、悩まないんです。少なくともわたしはそうでした。目の前が灰色で、どうでもよかった。生きていることさえも苦痛でしたから。


悩んでいるということは、生きたいということです。


それにはまず、自分の欲を認めなければ。

渇望することを赦さなければ。


お金持ちになりたい、人から注目されたい、大きな家に住みたい、家族を持ちたい…


何でもいいんです。なぜ求めてはいけないの?

いいじゃない!幸せになりたいんでしょ?

あなたがあなたの味方をしてあげなくて、誰がしてくれるのでしょう。


大抵の場合、人から慰められても、傷って治りません。治った風にはなりますが。


わたしと1時間話したら、スッキリするかもしれない。でもそれより先に進むには、あなたがどうしたいかしかありません。



ある占星家の先生が、最近こうおっしゃっていました。

"いくらいい星を持っていても生かせない人はたくさんいる" と。

それ、わたしも思います。


だから、いくらホロスコープを褒められたとしても、使えてなかったら宝の持ち腐れです。


そして大抵、そういう方こそ同じところをぐるぐると悩んでいる傾向。



今日はすみません、かなり辛口な投稿になっているのは重々承知なのですが、続けますね。

なぜなのかというと、牡牛座の性質に、忍耐力が優れていることがあるから。

これを読んでいただいている方々は、踏ん張れるはずだと思って書いています。


それは、わたし自身に向けての戒めと同義ですが、ともに超えていきたいのです。


まずは、望んでいい、と決めませんか?


夢や願望さえも他人と比べてどうするんですか?

いい加減自分のことを見つめてみましょう。


あ、そうそう、牡牛座は"他人に興味薄"という面もあるんでした。

ということは内観もできるということですよ。

マイペースってそういうことじゃないですか。


火事場の馬鹿力が働くギリギリまで粘るのもいいですが、時間が勿体無い。

ベイビーステップを繰り返さないと、偉業は成し遂げられません。

あと、偉人達は失敗が多いものです。

それでも前に進んできた結果、名を残していることを思い出してみましょう。


きっと今思い描ける夢は、叶えられる範囲なはず。

もし遠いと思えば、近くの叶えられそうなポイントを探してみましょう。

何かをするのにお金がかかりそうなら、まずは貯蓄の計画を。または、切り崩せるものはないか、など、敵の実態を正面から見なければ。


そうして10合目、てっぺんを目指していくことしかきっとできません。


そうこうしているうちに登る山を変えたくなったり、ヒッチハイクで連れて行ってもらえたり、いろんなことがまた待っているものです。


まずは、あなたの想いをあなたが認めてあげてください。守り育んであげてください。

世界の見え方が変わってくると思います。


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