梓 塩屋

2020年5月27日3 分

最近のわたしときたら

コロナ渦で大混乱中の世の中ですが、

わたしはこの2ヶ月くらい、ご褒美みたいな毎日を過ごさせてもらった。

昨年夏から私達家族の生活は一変した。

引越しを機に、娘は保育園へ通い、わたしもしっかり仕事ができるようになった。

ありがたいことに、一大事になるまで止まることができずに、なかなか疲弊していたんです。

留まることや同じルーティンの繰り返しが苦手なわたしには、ありがたいけれど、力量に合っていないスケジュールだった。

いかんせん持ち合わせているエネルギーが少なく、器が小さいもので、すぐにエンストを起こす体質で。

非常に情けない、情けないとしか言いようがない。くぅーっ。。。

もちろん大好きな仕事をしているのだからくよくよしているわけではない。

文句も無いし、むしろ幸せしかない。

仕事がちっとも続かなかったわたしが、この夏で作家業を始めて6年が経とうとしている。

奇跡です。

しがみついてでも頑張らなくちゃ、頑張りたいと願っていたし、いまも望んでいます。

でも、頑張ろう頑張ろうと躍起になっていて、力を抜けず、いわゆるオンオフの切り替えがもともと苦手な事もあり、知らず知らず殻に閉じこもっていたようだ。

忙しい中ほんの一息つけるタイミング、副鼻腔炎になるわ、熱が出るわ、声が出なくなるわで、まさに満身創痍であった。

それでも幸せなことだから、このペースで同じようにやっていかなくてはと思っていた。

思い込んでいた。

世の中がこんな風になる前、わたしは初めて東京でお仕事ができた。

布博 という、ずっとずっと目標にしてきたイベントに、呼んでもらえてそれはもう幸せな3日間を過ごした。信じられないなぁと思っていたら、3日間が終わったというのが適切だ。

だからますます、やらなくてはモード全開で、心と体の足並みがズレズレ。

もうはっきり言って、ボロボロだった。

ひと休みしたら、また次へ向かう。

新しいことに取り組む間も無く、同じものを作って今年は終わるなぁなんて、

”本当はこうしたい、わたしはあれを作りたい、試したいのに…”

という心の声を無視していた。

だって望まれることは素晴らしいことだから。

誰かのためになるならば、それに越したことはない。そうでしょ?

そんな なんだかモヤモヤ なさなかに起こった天変地異。

不安もあったけれど、

あーこれで少しペースを緩められる〜と嬉しかったんですよね。

デトックスはまだまだ続きますが、出した分だけ入ってくる原理は正しいことだ!と身を持って実証しています。それもほとんど毎日。

頑なってよくなかったんですね。

無理に頑張ろうとするの、本当に良くない。

でも、まだまだ未熟なわたしは、

これは、サボりなのかなぁ、、、なんて思う事もあったり、

あ〜これもできてないよ〜なんて、できていないことに目を向けては落ち込んだりも、もうしょっちゅう。

わたしって、本当はどんな人なんだろう。

子供の頃からずっと疑問に思っていたことを少しずつ少しずつ紐解いて、

やっと少しずつ認めてあげられているような。

誰かの役に立ちたいと思っているのに、

自分の作るものには自信がなかったり。

矛盾しているでしょう?

あなたってつかみどころがなくって、飽きっぽいけど、本当は多才なんだよ

つい最近、そんな風に教えてもらった。

納得だったし、むしろよく言ってもらえて嬉しかった。本当に。

しおや あずさになることを恐れずに、どーんと自己表現をしていかなくちゃ。

最近のわたしときたら、時代に逆行してなんとも幸せ野郎です。

人生で初めてかもしれないなぁ〜このふっと肩の力が抜けてる心地よい感覚は。

最高だよ。気づきをありがとう。

あとはこれを還元していく。やっぱりせめてわたしの周りの人には幸せでいて欲しいから。

    130
    0