梓 塩屋

2021年7月28日2 分

初日の、その前に。

毎週水曜に更新、という条件を自分につけたわけだけど、書きたいなという気持ちは、沸いた瞬間を捕まえた方が良い気がするので、下書きに書き溜めることにした。

今は7/24 10:26、個展の初日です。

お昼頃から展示場所のお店へ向かう予定だけれど、家にいたら、遅れてやってきたくせに、やけに駆け足の緊張に潰されそうだったので、早々に家を出ることにしたというわけです。

こういうときは本を読むに限る。

脳内を逃避させたいときはこれだと思っている。

先日購入した、

ナナメの夕暮れ 著・若林正恭

を読み進めていると、どうにもこうにも涙が出そうになった章があった。

まえだけん

あぁ、そういえばこの方亡くなったよな。

特にファンだとかそういうことではなかったけれど、やけに寂しい気持ちになったことを思い出した。

著者特有の奥に秘めた熱が、この時ばかりはなだれ込んできて、強い言葉なんてひとつもないのに、琴線に触れてくる。

ごめんやけど、今日こんなところで泣いている場合ではない。

半分の自分がドン引きである。

いや、本当にやめてほしい。

今日は満月ということもあり、揺さぶられているのかもしれない。

月は無意識を突いてくるから。

あと、わたしの芸術活動の端を発しているのは、紛れもなくこの月の部分だから、結局緊張していて、心の海大荒れ、大潮なんだろう。

とんだデリケート野郎だ。

読み進めるよりも先に、文章を書いた方が落ち着きそう、そういうこともあって、今これを書いています。

書いていると言っても出先だから、右手人差し指一本しか使ってないんだけど。

ここまで書くのに10分かかってるよ。

ようやく凪になってきたかな。

よし、また読みます。

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